2024年度ガダマー協会第2回大会
Japanese Society for Hans-Georg Gadamer Studies
2nd Conference 2024
「「テクスト」の可能性――脱構築と解釈学」
ガダマー協会第2回大会参加登録フォーム
ガダマー協会第2回大会は2024年12月14日(土)上智大学でハイブリッドにて開催予定です。
(1)本フォームは大会参加登録フォームです。
(2)大会には賛同人(会員)が参加することができます。賛同人(会員)は、研究者および一般の方でも登録できます。賛同人(会員)登録はこちら。
(3)賛同人(会員)は指定の参加費(会費)を支払うことで、大会に参加できます。指定会費は毎回の大会参加ごとに常勤職¥4,000、それ以外(非常勤職・一般)¥2,500です。支払先はこちら。大学生・高校生は無料です。賛同人(会員)登録(こちら)の上、Peatixで無料チケットを申し込んでください。
(5)参加申し込みの方には追ってZoom URLをお送りします(参加申し込み者は対面でも参加可能です)。
(6)その他ご質問・ご意見は 事務局(gadamerjapan[at]mail.com) までお知らせください。
第2回大会プログラム
日時:2024年12月14日(土)9:00-18:00
場所:上智大学12号館202教室(対面とZoomによるハイブリッド)
*各発表原稿は順次下記に掲載いたしますので、各自ダウンロードしてください。
会場での印刷物の配布はいたしませんので、ご注意ください。
第一部 研究発表(発表30分+質疑応答20分)
研究発表1 (09:00-09:50)
川村壮平(京都大学)
「解釈学的次元の構造連関に関する究明――「思弁的なもの」の問題圏の展開を通じて」
レジュメ 発表原稿
司会: 下田和宣(成城大学)
研究発表2 (09:50-10:40)
土方尚子(中央大学)
「言語における視覚的なものの問題──ガダマーの「テオリア(theōria)」理解をめぐる理論と実践の諸相──」
レジュメ 発表原稿
司会:小平健太(高千穂大学)
研究発表3 (10:40-11:30)
阿達佳子(早稲田大学)
「異言語間における理解の可能性――ハンス=ゲオルク・ガダマーの哲学的解釈学の視点から――」
レジュメ 発表原稿
司会:大関達也(兵庫教育大学)
研究発表4 (11:30-12:20)
青木崇(学習院大学)
「我々が理解しているとき、我々は何(か)をしているのか――アーレント・言語・解釈学」
レジュメ 発表原稿
司会:森祐亮(大阪大学)
研究発表5 (13:00-13:50)
赤塚弘之
「ベームの「像の解釈学」について」
レジュメ 発表原稿
司会:齋藤元紀(高千穂大学)
第二部 総会 14:00-14:30
第三部 シンポジウム「「テクスト」の可能性――脱構築と解釈学」 15:00-18:00
提題者:
白鳥まや(東京藝術大学)
「応答責任としての対話――ガダマーとデリダ」 発表原稿
亀井大輔(立命館大学)
「デリダとガダマーの「ハイデルベルク会談」(1988)を読む」 発表原稿
加藤恵介(関西国際大学)
「伝統と普遍性」 発表原稿
司会:川口茂雄(上智大学)
ガダマーとデリダは、1981年4月25-27日にパリのソルボンヌ大学で「テクストと解釈」をテーマとして論争を行ったが、両者の見解が不一致に終わったことはよく知られている。それから7年後の1988年2月5-6日にハイデルベルク大学ではコロキウム「ハイデガー――その思考の哲学的・政治的射程」が開催されたが、1987年のファリアスの『ハイデガーとナチズム』が公刊され激しい政治的論争が巻き起こっていたことを受け、その内容が公にされたのは26年を経た2014年であった。この間その「テクスト」は沈黙を余儀なくされたのだが、さらにそれから10年が経ち、政治、経済、感染症、戦争、テクノロジー等々、世界をめぐる情勢は大きく変化してきた。この間それぞれに歩みを進めてきた脱構築と解釈学にとって、今「テクスト」を読む可能性とはいかなるものか。本大会では「脱構築と解釈学」をテーマに掲げ、ガダマーとデリダに通じた三名の論者を迎えて、二つの思想が現代においていかなる射程をもちうるのかをあらためて考えてみたい。
15:00-15:10 挨拶(司会)
15:10-15:40 提題①白鳥まや
15:40-16:10 提題②亀井大輔
16:10-16:20 休憩
16:20-16:50 提題③加藤恵介
16:50-17:50 司会コメント・フロアとの討議
Registration Form for the Japanese Society for H.-G. Gadamer Studies' 2nd Annual Conference
The 2nd Annual Conference will be held on December 14, 2024 at Sophia University in Tokyo, Japan, in Face-to-face and Hybrid (Zoom).
(1) This is the registration form for the conference.
(2) Supporters (members) may participate in the conference. The conference is open to all supporters (members), including researchers and the general public. Click here to register as a supporter (member).
(3) Supporters (members) can participate in the Conference by paying the designated participation fee (membership fee). The designated membership fee is ¥4,000 for full-time members and ¥2,500 for others (part-time members and general public). Click here for the payment form. Participation fee (membership fee) is free for university and high school students. Please register as a supporter (member) (here) and apply for a free ticket on Peatix.
(4) We will send the Zoom URL to those who have registered to participate (those who have registered can also participate in face-to-face at venue).
(5) If you have any other questions or comments, please contact the secretariat at gadamerjapan[at]mail.com.
Program of the 2st Conference
Date: Saturday, December 14, 2024, 09:00-18:00
Venue: Sophia University (Yotsuya Campus), Bulding 12, Room 202 (hybrid of face-to-face and Zoom)
Part I: Research Presentations 09:00-13:50 (30 minutes for presentation + 20 minutes for Q&A)
Presentation 1 (09:00-09:50)
Sohei KAWAMURA (Kyoto University): “Investigating the Structural Relation of Hermeneutic Dimensions: Through the Development of the Problematic Sphere of the 'Speculative' ”
Chair: Kazunobu SHIMODA (Seijo University)
Presentation 2 (09:50-10:40)
Naoko HIJIKATA (Chuo University): “The Problem of the Visual in Language: Aspects of Theory and Practice in Gadamer's Understanding of 'Theoria' ”
Chair: Kenta KODAIRA (Takachiho University)
Presentation 3 (10:40-11:30)
Yoshiko ADACHI (Waseda University): “The Possibility of Understanding between Different Languages: Possibilities for Understanding between Different Languages - From the Perspective of Hans-Georg Gadamer's Philosophical Hermeneutics"
Chair: Tatsuya OZEKI (Hyogo University of Teacher Education)
Presentation 4 (11:30-12:20)
Takashi AOKI (Gakushuin University): “What are we doing when we understand? - Arendt, Language, Hermeneutics”
Chair: Yusuke MORI (Osaka University)
Presentation 5 (13:00-13:50)
Hiroyuki AKATSUKA: "On Boehm's “hermeneutics of images”"
Chair: Motoki SAITO (Takachiho University)
Part 2: General Meeting 14:00-14:30
Part 3: Symposium "Possibility of Texts: Deconstruction and Hermeneutics” 15:00-18:00
Speakers:
Maya SHIRATORI (Tokyo University of the Arts) "Dialogue as Responsibility: Gadamer and Derrida"
Daisuke KAMEI (Ritsumeikan University) "Reading Derrida and Gadamer's “The Heidelberg Conference” (1988)
Keisuke KATO (Kansai University of International Studies) "Tradition and Universality"
Chair: Shigeo KAWAGUCHI (Sophia University)
ガダマー協会賛同人(会員)登録フォーム
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(2)本「賛同人」への登録により、ガダマー協会発足後は「会員」として登録されます。
(3)賛同人(会員)は指定の参加費(会費)を支払うことで、大会に参加できます。指定会費は毎回の大会参加ごとに常勤職¥4,000、それ以外(非常勤職・大学院生・一般)¥2500です。支払先はこちら。大学生・高校生は無料です。賛同人(会員)登録(こちら)の上、Peatixで無料チケットを申し込んでください。
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(5)ガダマー研究会のメーリングリスト登録者で、ガダマー協会賛同人(会員)登録を希望しない方は、 事務局(gadamerjapan[at]gmail.com)までお知らせください。
(6)その他ご質問・ご意見は 事務局(gadamerjapan[at]gmail.com) までお知らせください。
Registration form for Japanese Society for H.-G. Gadamar Studies supporter (member).
(1) This is the registration form for Japanese Society for H.-G. Gadamar Studies supporter (member).
(2) By registering as a "Supporter", you will be registered as a "Member" after the establishment of Japanese Society for H.-G. Gadamar Studies.
(3) Supporters (members) can participate in the convention by paying the designated participation fee (membership fee). The designated membership fee is ¥4,000 for full-time members and ¥2,500 for others (part-time and general members). Click here for the payment form. Participation fee (membership fee) is free for university and high school students. Please register as a supporter (member) (here) and apply for a free ticket on Peatix.
(4) H.-G. Gadamar Research Society of Japan mailing list subscribers are automatically converted to Japanese Society for H.-G. Gadamar Studies supporters (members). If you have any changes to your registration information, please answer all items on this form, including any changes.
(5) If you are a H.-G. Gadamer Research Society of Japan mailing list subscriber and do not wish to be registered as a Japanese Society for H.-G. Gadamar Studies supporter (member), please notify the secretariat (gadamerjapan@gmail.com).
(6) If you have any other questions or comments, please send them to the secretariat (gadamerjapan@gmail.com).大会運営協力金(寄付)のお願い
ガダマー協会設立にあたって
・設立趣意
「ガダマー協会」は、ハンス=ゲオルグ・ガダマーの哲学・思想を研究する者、また広く解釈学全般に関心を寄せる者の相互交流を促進するとともに、国内外の研究組織との交流を深め、哲学・倫理学、文学、政治学、歴史学、社会学、教育学、美学、心理学、精神医学、看護学、認知科学等の関連諸領域にわたる解釈学研究の発展に寄与することを目的として、2023年12月9日に設立されました。
ガダマーは、現代における哲学的解釈学の潮流を形作った哲学者として、哲学のみならず、関連諸領域に甚大な影響を与えてきました。シュライアーマッハー、ディルタイ、ナトルプ、ハルトマン、フッサール、ハイデガー、フリートレンダー、ブルトマンらの思想に学びながら、古典文献学、人文主義の伝統、また現象学や存在論、解釈学を含めた古代から観念論にわたる諸哲学思想、そして神学や美学をも射程に収めた主著『真理と方法』(1960年)は、哲学的解釈学の端緒を切り開いた記念碑的著作と言えるでしょう。レーヴィットやクリューガーらとの交流、デリダ、ハーバーマス、リクールらとの論争をはじめ、さらにはイーザー、ヤウス、ブルーメンベルク、ヴァッティモ、ローティー、ベームやグンブレヒトなど、哲学的解釈学の影響力は、賛否を含めて今なお各方面に及んでいます。
本協会は、2016年設立の「ガダマー研究会」を母体としています。「ガダマー研究会」は、所属大学や既存の学会等の枠組みに囚われることない自由な研究活動をめざし、継続的に活動を行ってきました。研究会では、最新の研究成果を発表・議論する研究発表会や、定期的な読書会等を開催してきました。しかし設立から6年を経て、国内外からの新たな参加者も徐々に加わってきたことを受け、研究成果をこれまで以上に幅広く公表し、自由に議論し合うための場所が必要となりました。こうした必要性に応えるとともに、研究会の当初の目的を着実に実現するために、「ガダマー協会」を設立します。
「ガダマー研究会」では定期的に読書会および研究発表会等を開催してきましたが、「ガダマー協会」では、定期定な読書会や研究発表会に加えて、一年に一度「大会」を開催します。本会の目的に賛同する者を会員としてこの「大会」の場に集い、研究成果を発表し、それについて自由に議論をすることで、ガダマーの哲学・思想をはじめとして、解釈学研究を発展させることが本協会の中心的な活動です。本協会はガダマーの名称を冠していますが、必ずしも狭義のガダマー研究にとどまらず、広く解釈学に関心をもつ者たちのプラットフォームとなることを目指しています。
また、本会は年に一度、フリーアクセスのオンラインジャーナル『ガダマー研究』を公刊します。投稿論文は、日本語・英語での投稿が可能です。複数名の査読者による評価に基づき、投稿者・査読者にとってだけでなく、会員全体、さらには幅広い層の読者にとっても、ガダマー哲学・思想をはじめとして、広く解釈学研究を深める場となることを目的としています。
それ以外にも、国内外の関連研究組織や研究者との交流を進め、解釈学研究を促進させるさまざまな試みに取り組んでいきます。
2023年12月9日
ガダマー協会運営委員・ガダマー研究会事務局
ガダマー協会運営委員
赤塚弘之(上智大学)Hiroyuki Akatsuka (Sophia University)
阿達佳子(早稲田大学)Yoshiko Adachi (Waseda University)
安部浩(京都大学)Hiroshi Abe (Kyoto University)
伊藤直樹(法政大学)Naoki Ito (Hosei University)
ウェイ・ディン・ツァイ(台湾・国立政治大学)Wei-Ding TSAI (National Chengchi University)
鵜沢和彦(法政大学)Kazuhiko Uzawa (Hosei University)
大関達也(兵庫教育大学)Tatsuya Ozeki (Hyogo University of Teacher Education)
岡田勇督(ハレ=ヴィッテンベルク大学)Yusuke Okada (Halle-Wittenberg University)
加藤哲理(名古屋大学)Tetsuri Kato (Nagoya University)
川口茂雄(上智大学)Shigeo Kawaguchi (Sophia University)
小平健太(高千穂大学)Kenta Kodaira (Takachiho University)
齋藤元紀(高千穂大学)Motoki Saito (Takachiho University)
佐々木一也(立教大学)Kazuya Sasaki (Rikkyo University)
下山千遥(京都大学)Chiharu Shimoyama (Kyoto University)
下田和宣(成城大学)Kazunobu Shimoda(Seijo University)
陶久明日香(学習院大学)Asuka Suehisa(Gakushuin University)
渡名喜庸哲(立教大学)Yotetsu Tonaki(Rikkyo University)
土方尚子(中央大学)Naoko Hijikata (Chuo University)
古荘真敬(東京大学)Masataka Furusho (Tokyo University)
宮﨑裕助(専修大学)Yusuke Miyazaki (Senshu University)
山野弘樹(東京大学)Hiroki Yamano (Tokyo University)
森祐亮(大阪大学)Yusuke Mori (Keio University)
レオナルド・クスラー(ブラジル・リオ・グランデ・ド・スル連邦大学)Leonardo Kussler (Federal University of Rio Grande do Sul)
お知らせ
Information
October 27, 2024続きを読む...第2回大会プログラム 日時:2024年12月14日(土)9:00-18:00 場所:上智大学12号館202教室(対面とZoomによるハイブリッド) *各発表原稿は順次下記に掲載いた...June 9, 2024続きを読む...ガダマー協会第七十七回オンライン勉強会 日時: 2024年6月10日(月) 19:00-21:00 媒体:zoomによるオンラインでの実施 内容: ①読本企画の検討、次回大会など...May 7, 2024続きを読む...日時: 2024年5月13日(月) 19:00-21:00 媒体:zoomによるオンラインでの実施 内容:①今後の進め方、次回大会などの打ち合わせ、②訳読 テキスト:H.-G....November 23, 2023続きを読む...ガダマー協会第1回大会のプログラムが確定いたしました。 解釈学のみならず、広く哲学に関心を寄せるみなさまのご参加、お待ちしております。 ・参加にあたっては、事前の賛同人(会員)登録ならび...他の投稿ガダマーと哲学的解釈学の新たな位相―ガダマー没後20年記念シンポジウム
2022年12月10日
登壇者:
小平健太(立教大学)
「媒体(Medium)/ 中間(Mitte)としての言語—— H.-G. Gadamerの芸術哲学をめぐって」
大関達也(兵庫教育大学)
「他者の立場から理解することを学ぶ教養教育の可能性――ガダマーの哲学的解釈学と教養論の観点から――」
加藤哲理(名古屋大学)
「哲学的解釈学と比較政治理論の対話——解釈学的対話の可能性と限界をめぐって」
佐々木一也(立教大学)
司会:齋藤元紀
ガダマー協会へのお問い合わせ
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こちらから折り返しお返事を差しあげます。
お返事にお時間かかる場合がありますので、ご了承ください。
gadamerjapan@
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